居抜き物件とトスケルトン物件の違い

スケルトン物件とは

居抜き物件は、前テナントが使用していた内装の造作や設備・什器等が残っている物件に対し、 スケルトン物件は、一般的に室内が建物躯体のみで内装設備等がない状態の物件のことをいいます。 スケルトン物件の場合は、室内の内装、設備といった工事は開業者が行ないます。 何もない状態から店舗づくりを行いますので、費用はかかりますが、自由度があり希望通りのデザインをつくりやすいのが特徴です。

スケルトン物件のメリット

スケルトン物件はレイアウト、キッチンの設備や内装すべてが自分の好みにすることができるのでとても自由度が高く、理想の店舗を作ることが可能です。 また、前店舗のイメージを引きつぐことがなく、設備の管理も万が一壊れたとしても保証期間内や仕入れ先などの情報が明確なため、 早い段階で修理など対応することが可能です。家具・家電が付いていないアパートを借りたようなもので、自分のオリジナリティあふれるお店にすることも可能です。 また、自分で設備を導入するので、その管理も比較的しやすいです。

スケルトン物件のデメリット

居抜き物件と比べて、工事費用が高額となります。何もない状態からのスタートなので、電気、水道、ガスなどライフラインをすべてを用意しなかればなりません。 また、店舗の初期構想から打合せや実際の工事と準備期間を含めると3か月から半年かかる場合もあり、工期のみでも1~2か月程度が一般的です。 そのためオープンまでに時間がかかります。そして、工事期間も契約期間内のため、賃料が発生しますので、金銭的な余裕が必要です。 また、新規で出店の場合は認知度が低い状態からのスタートのため、周囲の認知に時間がかかります。

スケルトン物件の注意点

スケルトン物件は店舗オープン前にもかなり費用がかかりますが、退去時も、入居前の状態に戻すことが前提となっていることが多く、 設置した設備などすべて撤去するなどの工事が必要になり、大きな費用がかかります。 そのため、スケルトン物件の契約時には解約・退去する時のことも念頭に置きながら、条件などもをきちんと確認しましょう。 また、万一に備えて予算を確保しておきましょう。